ライブレポート#1
2019年9月16日 大阪/アメリカ村
初ワンマンの舞台としてパロミノベックスが立ったのは、大阪アメ村のライブハウス「CLAPPER」だった。舞台とフロアの距離が極限まで近い規模の会場といえる。開場前にはすでに建物入り口で待つ人が何人かいて、オープンに合わせて少しずつ会場に集まっていった。
ライブらしく、開演前のBGMが弱まるたびに、観客は静まり舞台に視線を向ける。19時開演の予定は10分ほど遅れて、パロミノベックスは暗闇から現れた。
関西出身アーティストらしい、そしてまたそれが魅力といえるMCも、バンドとして完成体が当然とされる演奏も、調和は彼らのこれまでの経験を表すかのように、すべてが秩序のなかにあった。音楽性としては、パンクである。ロックである。この規模のライブハウスにふさわしく、心的エネルギーが発露する。それでもその音はこの場所で流れるのが当然のように美しく整い、「反抗予告」というワードに自らがレジストしていた。
閉演後、快く記念撮影に応じていただけた。
とてもかっこよかったです。ありがとうございました。
コメント