オオシマトモヒロのラブセクシーvol.2

それは、どこにでもいるようで…どこにでもいないようなバンドマンのお話。今回の扉の写真はコロナの話の前にカメラマンもやってるんだけど撮影したモデルのべーあーくんとの一コマ。　https://twitter.com/orij_ssb

戦時下の皆様、いかがお過ごしでしょうか？少し遅れてしまいましたがごきげんよう。オオシマトモヒロです。思えばこのコラムを書き始めてから二週間あまりで状況は激変してしまいました、誰にとってもそうではありますが、不要不急とされてしまった人々にとってはですとり分けね。僕もそんな一人ですが・・・一例ではありますが、Sister LeyやO/Shitで既に下北沢RegやヒソミネBekkanやcafeで予定していたライブが４本ほど個人的にはもう中止となっていて近年こんなにライブをせずに過ごすというのは改めて異常事態を感じるに吝かではない、と行っても過言ではないでしょうごく個人的にも、勿論さらに大きな波を受けている人は沢山いるとは思うのでごく私的な感傷を溢すのをお許し頂ければなのですが。

しかしながら、僕は大学院で歴史学（とりわけ美術史的なものではありますが・・・とエクスキューズさせていただきますが）専攻していたので歴史を紐解けばウイルスと人間というのは、剣呑な関係から共生関係に移行していくというのは自明の理となっています、それは黒死病と言われたペストやスペイン風邪と言ったものに関しても同様なのです（手垢のついた言葉ではありますが、経験に学ぶのは愚者であり歴史に学ぶというのは本来有意義なものなのです特に今までの経験上には存在し得ない事態に遭遇した場合というのは）されど、これからの生活がこういったアウトブレイクやパンデミック後には変わってしまうというのもまた自明の理なのです（オーバーシュートという言葉は個人的にはレトリックに過ぎないので避けさせてもらうけれど）勿論、ごく個人的には今までの延長戦の世界を予期していたい気持ちがあるのは山々なのですが。皆々様におかれましては、体には気をつけて。そして、娯楽や余暇といった不要不急とされたものは押さえつけられれば押さえつけられるほど表出するものです、それはそうボリスヴィアンの本やブロックパーティーなどを見れば明らかなのです。決して極度の楽観はいけないですが、悲観視もされすぎませぬよう。とだけは申し上げることができるかな？と思います。

なんだか前置きが長くなってしまいましたね笑…令和元年以降、昭和と平成のセットのタリアータは終わってモードが変わってしまったということに過ぎないのかもしれませんね。などと思う今日この頃です。このままではライブがなかなかできない・・・と思ったので唐突ですが宣伝です笑、配信に力を入れていくタイミングで17Liveの公式さんから認証ライバーにならないかとお話をもらい配信を始めてまいります。良ければフォローしてね。タロット占いなどもするよ。

はい、で近況なんですが、レコ発（これに関しても塾考中ではありますが、今回に関していえばこれは本題ではないでう）を五月末に決めてからSister Leyはレコーディングの準備に入っています、ライブをやれないことに加えて、リハーサルスタジオさえ閉鎖されてしまった以上もうそこしか出来る事はないですからね。

レコーディングのプロセスというのは各バンドごとに異なっているとは思うので、少しそのプロセスについて今日は話をしようと思います。知らない方にとっては、興味深いかもしれないかな？などと思ったので。あくまでエクスキューズするとこれは僕らのバンドのスタイルなんですが、三人のメンバーのラフ曲だし（概ねコード楽器がひとつにベースラインとざっくりしたアレンジがされたリズムトラック、メロディーラインがシンセで）をして、それをオオシマが集約してアレンジしてそのあいだにボーカルのメノトグッチが歌詞を作成する・・・というスタイルになっています。こちらが第一段階でアレンジが決定次第、各トラックに対してギターとキーボードシンセのトラックをオオシマが自宅で多重録音、ベースをメノトグッチが自宅で録音、その後スタジオでドラムを録音、そして最後にボーカル・ハモリトラックをスタジオでコンデンサマイクで録音となっています、現状、僕らのバンドはアレンジ・ギター鍵盤の録音中なのでデータのやり取りで済んでいるのですがこの後はスタジオを借りなければならないのですが、マジでスタジオが五月まで閉まっていて進みそうもありません・・・ライブはおろか練習も録音もできないのは悲しいですが、信じて続けるしかありませんね。

それではごきげんよう。最後に告知ですが、オオシマトモヒロのソロ作品とSister Leyの会場限定無料配布シングルの二作品がサブスク解禁と相成りました、それではごきげんよう。